生活,  社会

マスクの転売

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マスクは生活必需品

新型コロナウイルスによるマスク不足については、説明するまでもありません。

私は数年前に肺炎(市中肺炎)を患い、治ったと思ったら直ぐに「血管炎」という抗体の病気にかかりステロイドという抗体を抑制する薬を飲んでいました。体の抗体が過敏になることで血管炎になるために、抗体の活動を抑えることが必要だったからです。

普通なら抗体が菌やウィルスを攻撃して発症を防ぎますが、抗体の動きを抑制しているために些細なことで発症しかねません。その為にマスクは必須だったのです。その為だけでは無いのですが、病院にも毎月一回は行くのでそこそこ在庫があったのです。

1月末には在庫は有った

普段は概ね最寄りの駅の中に有る100均で買っているのですが、1月末に何気に立ち寄った際にはまだ豊富に在庫がありました。しかしその翌週に訪れた際には見事に棚は空。買い占めか買いだめが行われたようです。

帰宅後Amazonでマスクを調べたところ、なんとせいぜい数百円のものが8,000円を超えています。それをツイートしたらリプでメルカリやヤフオクなどもの多変なことになっていると・・・

素人が転売に手を出した

どの世界にも転売ヤーは存在しています。転売そのものは概ね法に触れることも無く、需要と供給が成り立つので存在し続けていることだと思います。よく取り上げられるのがコンサートなどのチケットは法で規制されていますが転売という行為全般では「転売されるもの」に特化しているようです。USJでは転売チケットは無効にすると言う措置もとっていますが、これらはあくまでも「嗜好」のものであり、興味の無い人にとってはどうでも良いことです。

しかし今回のマスクの転売は嗜好品ではなく「必需品」ですから転売という好意は許されざる事だと思います。

いわゆる転売を職業にしている人々がやるのは当然でしょう。転売も表に出ない中国に転売するブローカーに横流しする転売ヤーも多数いるように聞いています。つまり表には出回らない人目に触れない転売です。

他方で、Amazonの個人出品やヤフオク、メルカリなどはどう見ても「にわか転売ヤー」が大半に感じます。主婦がなにげにマスクを箱買いできた(数十枚入りのもの)。これで当面家族は安心だとほっとした瞬間、転売という文字が頭をよぎり二箱目を購入。それを常々子供の服などを売り買いしている、メルカリに出品したら瞬く間に売れた。数百円のものが労せず数千円で売れたのです。

そうなると翌日も買い物ついでにドラッグストアやスーパー・コンビニを回り買えるだけ買う。そして転売。

ところが荷も無くなり、箱入りもバラして3枚などでしか買えなくなり、さらに入手困難になったことから、あろうことかネットの転売品を購入して数千円程度上乗せし出品。元が高額だから価格が高騰し18,000円とかになっているのではと想う。

下げたくても下げられない

ネット販売での出品でマスクの高額販売を自粛するように国からの要請がありました。それを受けいち早くメルカリは声明をだしましたが、まあ出しただけって感じで、徹底的には実施されていないように感じます。ただここのところは高額品を出すとアカウント削除されているようではあります。

Amazonで出品価格を見ると未だに万単位ですが、大きく規制がかかりかけているとはいえ、仕入れ額が数千円なので既に出品している価格を下げることは出来ない。さげれば赤字になります。その為いつまで経っても価格は下がらないんだと思います。

多分プロの転売ヤーは売り抜けており、既に手を引いているものと思われます。

規制を掻い潜る猿知恵業者

Amazonなどでは「新規のマスク高額出品」は悪質と判断しアカウント削除を実施しているようですが、先日こんなものを見つけました。

マスク60枚入りが100円です。

しかしよく見て下さい。送料が12,000円なんです。

商品価格はシステム的に規制が掛かりますが、送料については出品者がどのような送り方をするか、送り先毎に違う事もあるので、監視対象外です。つまりシステムの隙を突いて価格を商品代ではなく、送料に転嫁しているのです。

なんという悪知恵。

これを真似する出品者が増えてきているようです。

いったい何を食べたらこのような悪知恵が働くのか感心します。

特殊詐欺全般に言えることですが、そういった知識や技術などを世のため人のために活用すれば、表向いて稼ぐことが出来るのにと、ほどほど呆れるばかりです。

人の弱みにつけ込んで暴利をむさぼる好意を行うと、因果応報で必ず反動のペナルティがやってきます。しかし、それが今直ぐ来るのではなく、何世代もあとの子孫かも知れません。悪い事をしても逃げ延びる輩は後を絶ちません。それらを規制することは困難です。

このような社会になったのには、深い根があると思います。が、それままた別の機会に。

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