1型糖尿病,  全般

インスリン注射

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体に無いインスリンを注射で体内に

インスリン注射といえば、相当悪いんだ?と想われがちです。1型糖尿病とは一般的な糖尿病ではありません でも書いたように、1型糖尿病と言うことがほとんど知られていないため、生活習慣病である2型糖尿病患者があまりにも多いからだと思います。

しかし、体の抗体がβ細胞を攻撃して死滅させているため、生命を維持するために欠かせない糖分を細胞に取り込むことができない1型糖尿病ではインスリンを外部から補給しなければなりません。1型糖尿病と診断されたとき「自己注射です。」と医師に告げられ、不安とガッカリと「??」がよぎりました。

投薬ではインスリンは補給できません

インスリンというのはタンパク質らしく薬で飲むと胃酸で消滅するそうです。目薬に混在されることも検討されたこともある層ですが、コントロール出来なかったそうです。しかし医学が発達した現代では胃酸では熔けず腸で溶けるカプセルもあります。それではダメなのでしょうか?と聞いたところ、それではインスリンの量が一定値を保てず効き過ぎたり足りなかったりとコントロール出来ないと言うのです。

インスリンは皮下注射しか無い

コントロールを最適に行うには、現代医学でもインスリンを皮下注射するしか無いようです。左の図のように主にお腹に注射を打ちます。なぜお腹なのかというと、一番痛くないからだと言うことのようです。

注射針はなんと、0.18mmという細さです。少し前までは0.25mmでした。一般的なシャープペンの芯は0.5mmですので、その半分。そして2年位前からか、さらに細い0.18mmがでてきました。細いだけではありません。注射針ですので中空(パイプ状)になっている必要があります。とんでもない技術です。

そのお陰で少しでも痛くないのですが、打つ場所によっては激痛が走ります。また痛いパターンとして

  • 打って痛い
  • インスリンを入れる際に痛い

と二通り有ります。逆に打ってもインスリンを注入してもまったくなんともないこともあります。

絵のように皮下組織に打ちます。何故かというと、皮下に注射されたインスリンは徐々に細胞に取り込まれるためです。

インスリンはいくつも種類があります

  • 超速効型
  • 速効型
  • 中間型
  • 混合型
  • 配合溶解
  • 持続型

それぞれ作用が違いますが、一般的には食事の直前に打つ超速効型。睡眠前に打つ持続型の2種類が多用されて要るようです。

それぞれ効き方が違います。超速効型はそのままです。直ぐに大きく作用します。そのために食事をとるとぐぐっと血糖値が上がるので、すぐに効くタイプ。持続型は、糖をとらないときに肝臓から徐々に分泌される糖に作用します。そのため睡眠前に打つのが一般的です。

食事前に必ずインスリンを打ちます

食事をすると血糖が上がる。だから直ぐに効果がある超速効型を打つ。本来は血糖が上がると追いかけてインスリンが分泌されますが、その機能が無いために上がる前に打っておき、徐々に効き始めるので食事をとったあとに効き出すというパターンになります。

まず消毒綿でお腹を消毒します。そして打つ。

これを快く思わない方が少なくありません。

以前カウンターのお店で食事前に打とうとしたところ、隣席の中年女性に罵声をあびました。こんなことはトイレでしろ!というのです。しかしその店のトイレは狭く台も有りません。注射針は毎回交換の使い捨てです。まずは注射器の先を消毒し針をつけます。

そして血糖値を測定しなければなりません。これは指先に器具を押し当てて針を突き刺して血液を少量だします。その血液を測定します。その結果とこれから食べるものの血糖が上がりそうな量を推測して注射する量(単位)を決めます。

これを狭くて不衛生がちなトイレではおこなえません。高級ホテルのトイレなどではそうでは無いと思いますが、そうではないところも多々あるというか、そう言う方が多いのです。

注射は大抵の方は嫌いでしょう。針を見ただけで卒倒する人もいるかもしれません。しかし私達にとっては薬を飲むのと同じで、注射をしなければ生命の存続に障害が出てきます。

海外ではよく見る光景です。体質が違うので糖尿病疾患者が多いのです。また2型でも注射を打っている人もかなりいると聞いています。そのため見慣れているのではと思います。日本では1型糖尿病は年間10万人に一人の発症といわれていますが、まだまだ少ないのです。少ないに越したことはありません。

しかし1型糖尿病は現代の医学において治りません。注射するしか無いのです。

それをご理解頂き、ご協力いただければと切に願います。

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